上司から「これを使ってレビュー記事書いてみて」と渡されるガジェットが数多くありますが「これはちょっと…」となって手を付けていない物がたくさんあります。
それらがどんな物なのか、扱わなかった理由と共にご紹介していきます。
裏話的な要素の強い内容なので、ちょっとした読み物程度としてお楽しみいただければ幸いです。
検索ボリュームが多いキーワードで記事を書きたい
取り上げることを見送ったガジェット達に共通するのは検索ボリュームが少ないということ。
1人でも多くの読者の皆さんに役立つ情報をお届けするため、記事を書く前には、必ず検索ボリュームの確認をしています。
検索ボリュームとはそのキーワードが指定した期間でどれくらい検索されているかという指標のことです。
これを事前に確認することで、これから書こうとする記事の軸となるキーワードの持つざっくりとしたポテンシャルが分かり、どのくらいのアクセスが見込めるかといった予測が立てられるようになります。
上の画像の例で言うと、商品名である「Logicool SIGNATURE K855」や「Logicool K855」の月間平均検索ボリュームが100~1000であるのにたいして「Logicool キーボード」は1万~10万なので、よりボリュームがあるということになります。
とはいえ、「Logicool SIGNATURE K855」や「Logicool K855」でも月間100~1000という数字は見込めるのでGOという判断をし、作成したものが以下の記事になります↓
というわけで、前置きが長くなりましたが、検索ボリュームが少ないという理由(それ以外の理由があるやつもいます)で扱いに困ったガジェット達をご紹介していきます。
あくまで裏話ですよ。
レビュー記事作成を見送ったガジェット達
SHUREっぽい有線イヤホン①
このカナル型の有線イヤホンです。SHUREっぽい見た目と質感は悪くないような気もしますが。
どこのなんという製品なのか分かりません。これが問題。パッケージも簡素だし、公式サイトも販売サイトも何もありません。品質が良い悪いという話の前に紹介のしようが無いのです。
ちなみに実際に音を聞いてみた感想としては、低音をめちゃくちゃ強く感じるのでおそらくダイナミック型のドライバーを採用しているのでは?と感じます。いわゆるドンシャリでパッと見の派手さで誤魔化す系の音…。価格は不明ですが比較的安価なタイプのものだと思います。
唯一の手がかりは「mangoman」というブランド名ですが、アメリカのアパレルブランド「MANGO」ぐらいしか該当しないし、間違いなく関係無い…。
バーコード下の数字は何らかの識別番号だと思い、当然調べては見ましたが詳細は分からず。例えばこれがAmazonの識別番号であるASINの数字だった場合、Amazonの販売ページにたどり着くので、まだご紹介する意味があるんですが。
ちなみに購入先であるAliExpressのページも出てきません。販売される商品が流動的で、昨日見たページが無い!みたいなこと多いし。
このリサーチ作業はこの後ご紹介する他のガジェットでも同様のことを行っています。
SHUREっぽい有線イヤホン②
上でご紹介した物と似たような構成のカナル型の有線イヤホン。
先程と違いパッケージからブランド名を知ることも出来ません。
こちらの使用感としては、上でご紹介したものよりはバランス良く聞こえるのでドライバー的にはBA型かなと。そういう意味では本体に書かれているHi-fiという記述も信憑性が高まる気がしないでもないですが、なんにせよ公式の情報が欲しい。
Pixel Watchっぽいスマートウォッチ(Lefun)
Lefunというメーカーのスマートウォッチ。
一時期SHEINで販売されていたようで「Lefun スマートウォッチ」で調べると、スマホとの接続がうまくいかないとか、使い方を教えて!といったような書き込みが質問サイトなどで少しだけ出てきます。
使い方の解説という部分ではなにかお役に立てることを出来るかも知れませんが、もうどこにも売ってないからね…。
Apple Watchっぽいスマートウォッチ(Watch 8 plus)
パッケージがしっかりしているし、「Watch 8 plus」という製品名もバッチリなので「行けるか!?」とちょっと思いましたが、得られた情報はそれだけだし、もうどこでも販売されていません。(一部オークションサイトには有ります)
何よりApple Watch Series 8の情報しか引っかからないので、SEO的な観点から言うと類似商品でもネーミングって大事なんだなぁ…と、どうでも良いことを痛感しました。メインストリームの製品に似た名前は手軽に認知度も上がるけど、埋もれるのも早いのね。
iTagっぽいやつ(Smart Finder)
Bluetoothでスマホと接続して離れると音が鳴るようにすることで探しものを便利にするやつ。本家のiTagはリモートカメラシャッターになったりもしますが、この製品にその機能があるかは不明。
Androidタブレットで説明書のQRコードに接続するとGoogle Playではなくapkファイルに直で飛ぶ。この時点でもう嫌だな…となっていますが、まあこれも仕事だから…と自分に言い聞かせアプリをインストール。
ただここから先がね…。会員登録しなきゃ使えません。クレカ登録必須。怪しい中華アプリに個人情報いれるの怖すぎるでしょ…。
アイマスクスピーカー
スリーピングアイマスクとか言われている物。今回のボツガジェットの中では比較的情報が多くAmazonや楽天でも同じものが販売されています。
いわゆる「寝ホン」でも耳が痛いという人向けに、アイマスクとスピーカーを兼ねた画期的なアイデア商品のような発想で作られた物だと思います。
が…布なのが怖い。
ちょうどこれを受け取った時期ぐらいにトコジラミがちょっと話題になりました。被害が甚大で駆除が難しく、駆除のために専門業者に来てもらうようなことになっては費用も馬鹿にならないです。ましてやこれは顔に付けるものなので。
個人的に海外の激安通販で布製品は買わないかな。過敏すぎるかも知れませんが…。
サウンドカード JUANZI V300 Pro
外付けのサウンドカードで、筐体の小ささのわりにCDJのようなコントロールノブとたくさんのボタンがあり、「いいじゃん」となり試行錯誤してみたのですが、情報が少なく使い方が分かりませんでした…。
これについては自分の勉強不足も確実にありますが、流行ってるガジェットだったらこんなことになってないよね!と責任転嫁。
まとめ
取り扱いをボツにしたガジェットをご紹介してきました。
今調べても情報がないとか、もう販売されていないということが、必ずしも製品の品質の善し悪し、つまりは製品の価値に直結するというわけではありません。
ただ情報としての価値はどうなの?という話です。
僕が日常的に使用しているキーボードのE-元素Z-88も分類としては海外の激安ガジェットですし、使えるどころか愛用してしまうぐらいの製品もたくさんあります。そういったものを発掘して、ワクワクする気持ちは忘れないようにしたいですね。
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