今回は、MAGIC-REFINERのキーボード「K68」をレビューします。
Amazonで約4000円という低価格ですが、完全無線接続、ホットスワップ対応のメカニカルキーボードで、一定の知名度と人気がある製品のようです。
今回は赤軸を選びましたが、青軸のモデルも販売されています。
MAGIC-REFINER K68の基本情報
メーカー | MAGIC-REFINER |
製品名 | K68 |
キーボードタイプ | メカニカルキーボード |
キースイッチ | 赤軸(青軸も有り) |
キー数 | 68キー |
キー配列 | 英語配列 |
接続方法 | 2.4GHzワイヤレス/ Bluetooth |
対応OS | Windows / mac OS / iOS / Android |
バッテリー | 単4電池×2 |
重量 | 559g |
サイズ | 30.9 x 10 x 3.8 cm |
同じデザインでテンキー付きの100キーのモデルもあり、価格もほぼ変わらないので、テンキー付きが良いという方はそちらを選ぶのもアリです。
68キーのこちらのモデルは、テンキーレスの60%キーボード。
コンパクトですが、手に持つと意外とずっしりとした重さを感じるというのが第一印象でした。
タイピング中のズレ防止のための重さだと思いますが。
価格はキートップのカラーとキースイッチの種類(赤軸、青軸)によって異なります。Amazonでは3,279円~4,159円。バックライト機能もついていれば完璧でしたが、さすがに付いていません。
技適がついてないので特例制度を申請
MAGIC-REFINER K68はUSBドングルを使用しての2.4GHz接続かBluetooth5.0の2通りのワイヤレス接続方法が選べる仕様になっていますが、有線接続には対応していません。
激安で無線接続が可能なことは強みの1つだと思うのですが、無線機器に必須の「技適マーク」が付いてないんですよね…。
ガジェット好きの方にとっては購入を控えるポイントになりがちだと思われますが、総務省に特例の申請をすれば使用は出来ます。
電車乗ってたら高そうなDAPとイヤホンでポタオデ?しながらOnePlusのスマホを使ってるガジェオタの鑑みたいな人を見つけてツイートせずにはいられなかった……。
— ばし🍋@プログラミング初心者な大学生 (@bskn_xnu) June 6, 2023
技適特例申請頑張ったんやろうなあ……()
なんかリケーブル非対応っぽいイヤホンだったところ以外は完璧だった😆
ただ期間が限定だったり、どんな物でも良いという制度ではなく、注意が必要です。技適特例についての詳細や申請方法は以下の記事で詳しくご紹介していますでの興味がある方はチェックしてみてください↓
このMAGIC-REFINER K68についても技適特例に申請をしてからレビューを行っています。
メーカーについて MAGIC-REFINERとZIYOULANGの違いは?
販売ページのブランドは「MAGIC-REFINER」なのにパッケージの箱や説明書には「ZIYOULANG」のロゴが入っていて「どういうこと??」となったのでちょっと調べてみました。
どうやら「Manbasnake」という大きなゲーミングデバイスメーカーがあり、その中のブランドとして「MAGIC-REFINER」や「ZIYOULANG」などが存在している様子。
この「K68」も以前はZIYOULANGブランドの製品として販売されていたとかそういうことだろうと思います。
激安のメカニカルキーボードが、機能面はともかくデザイン的にどれもなんとなく似通ってるのは大元が同じ所だからということ?
MAGIC-REFINER K68の外観
英語配列の60%キーボード。個人的な好みとして、キー配列の横方向の並びはこれが理想的なのですが、縦の並びに関しては、最上段にはやはり独立したF(ファンクション)キーが欲しい。
この配列の場合、例えばF1の機能を使用したい場合は「Fn」+「1」キーを押さないといけないのがやや面倒くさいんですよね。
K68のショートカットキー一覧(タップで開きます)
FN+ESC= • | FN+Shift+ESC=~ |
FN+1= F1 | FN+2=F2 |
FN+3= F3 | FN+4= F4 |
FN+5= F5 | FN+6= F6 |
FN+7=F7 | FN+8= F8 |
FN+9 = F9 | FN+ 0= F10 |
FN+-= F11 | FN+ == F12 |
FN+Backsce=一時停止 | FN+ホーム=PrtSc |
FN+T=マルチメディアプレーヤー | FN+Y=ボリューム- |
FN+U=ボリューム+ | FN+に=ミュート |
FN+0=再生停止 | FN+P=前のトラック |
FN+{=再生/一時停止 | FN+}=次のトラック |
FN+Del= INS | FN+PgUp= ScrLK |
FN+PgDn=終了 | FN+win= ロック/ロック解除 |
裏面の中央上部にバッテリーの単4電池×2を入れるスペース。
下にはブランドロゴと型番、認証マークの記載。その下にスライド式の電源ボタンがあります。
右には2.4GHzワイヤレス接続用のUSBドングルが収納されています。
Bluetooth接続しない場合はこのUSBドングルをPCに挿して接続します。
裏面を見てわかりますが、本体に傾斜を付けるスタンドのシステムはありません。
ファーストタッチで「ちょっと使いにくいな」と感じたポイント。
キートップは手前に向けてなだらかに傾斜しているものの、全体として底面の厚みの分は高さがあるので、手首に負担がかかりがちです。
長時間の使用にはリストレストが必須かも知れない。
接続方法の切り替えがキーボード上で出来ます。接続方法を選べるワイヤレスキーボードによくある機能です。
- FN+Q=2.4G(USBレシーバー使用)
- FN+W=Bluetooth1
- FN+E=Bluetooth2
短押しでモード切り替え、3秒長押しでペアリングに入ります。接続を切り替えるとそれぞれのキーがゆっくり点滅します。
基本はWindowsPCにUSBレシーバー接続しておいて、サブモニターとして使用しているiPadにもBluetoothでペアリングの設定をしておけば、手元でスムーズに接続先を変更できて、入力もこの一台で出来る、といった使い方が出来ます。
30分操作しないと自動でスリープに入ります。どれかのキーをタッチすることで自動で復帰。
キーキャッププーラー、キースイッチプーラー、予備のキースイッチが2つと説明書も付属しています。説明書はこの手の製品には珍しく、日本語を含む七ヵ国語に対応。
MAGIC-REFINER K68の打鍵感
MAGIC-REFINER K68のキースイッチはJixianの赤軸です。
Cherry互換スイッチの中でも廉価と言われているものです。
純正のキートップとの相性が良いのか、押し上げ圧が低いのが功を奏しているのか「打鍵音が妙に静かだな」という印象を持ちました。
普段使用しているキーボードがe元素のZ-88の赤軸(同じCherry互換のOutemu製の軸)なのですが、そちらと比べると明らかに軽さと静かさに優れているような。
とはいえ、あくまでも比較的音が小さいかな?程度なので、オフィスで誰かが使ってたら間違いなく気になるはず。
スムーズな打感で個人的には好印象でした。
打鍵音については動画でなんとなくわかっていただけるかも↓
ベネッセのこちらのタイピングゲームをプレイさせてもらっています。
MAGIC-REFINER K68を使用した感想
MAGIC-REFINER K68は、手頃な価格でメカニカルキーボードを手に入れたい人にとって良い選択肢だと思います。この記事も最初から最後までK68を使って作成しましたが、打感が好みだったこともあり、特に問題なく最後まで記事作成ができました。
良かったポイント
- 打感が良い
- 比較的、静音性に優れる
- ワイヤレス接続はやっぱり便利
残念なポイント
- 高さがあり手前に傾斜していないので手首の負担が凄い
- 独立したファンクションキーが欲しい
- 電池駆動ではなく充電式がよかった
使いやすく、コストパフォーマンスに優れたキーボードなのでメカニカルキーボードの入門用におすすめです!
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