今回はAliExpressやSHEINで販売されている「TABLEPRO MG2」というワイヤレススピーカーのレビューです。
とはいえ、超激安の怪しいガジェットなので語れることもそれなりですが…。
AliExpressではめちゃくちゃいろんな所から出品されているので、界隈ではメジャーな商品なのかもしれません。SHEINでも継続して売られているのかレビューが1000件以上ついていて売れ筋っぽい。
価格は販売者によってまちまちですが大体500円ぐらいで販売されている様子。
例によって技適マーク無しだったので総務省の技適特例の申請を行った上で使用・レビューを行っています↓
技適特例についての記事はこちら↓
「TABLEPRO MG2」の詳細
製品名 | TABLEPRO MG2 |
タイプ | Bluetooth5.0スピーカー |
最大出力 | 3W |
充電時間 | 約3時間 |
再生時間 | 約7時間 |
対応フォーマット | mp3、wav |
対応メディア | USBメモリー、microSDカード、microSDHCカード |
電源 | DC 3.7V リチウムイオン電池 300mAh |
重量 | 200g |
サイズ | 幅11cm 高さ8cm 奥行き3.5cm |
モノラルのBluetoothスピーカー。
ソースにBluetooth、TFカード、USBメモリが使えて、MP3とWAVが再生できます。
本体の大きさの割には出力もバッテリーも小さいような。
正面から。
スマホのちょっと幅が小さいぐらいのサイズ感で、持ち運んだり机に置いていたりといった取り回しはしやすいです。
金色のストラップは埋め込まれていて外せません。
デザインそのものは嫌いじゃない(ストラップ以外)ですがちょっと安っぽさが気になる。
背面。本体上部に各種ボタンと、背面の上のほうには電源ボタンと3つの入力端子があります。
プラスチック感すごいな…。
各機能のためのボタン。
使い方は全体的にめちゃくちゃわかりにくいです。
例えば、音量調整が長押しなこと。
「+」と「-」のボタンがあり、音量調節しようと一回押すと、再生中の曲がスキップされて次の曲に行ったり戻ったり。
これはめちゃくちゃイライラするポイントで、長押しの定義が分からないため「一段階だけ音を上げたい」と思っても、長押しの程度を毎回慎重に調整する必要があります。
この操作性に気づいた時点で心がちょっと折れかけました…。
各ボタンの機能の説明は以下。
「M」ボタン:モード切り替え(Bluetooth / USB / TFカード)
「-」ボタン:前の曲/長押しで音量減
「+」ボタン:次の曲/長押しで音量増
「>」ボタン: 一時停止/再生/2回クリックで通話に応答/長押ししてBluetoothのペアリングをキャンセル
入力端子は充電用のMicro USB Type-B、音源ソースとして使えるTFカードとUSB Type-Aの端子もあります。
TFカードは初めて見たので調べてみましたが、SanDisk社規格のメモリーカードらしい。かなり小さいです。
電源ON/OFFはスライド式で操作しやすいです。
モード切り替えや再生・停止ボタンのしっかりとしたクリック感は個人的には好きですが人によっては固いと感じるかも。
「TABLEPRO MG2」を使用した感想
Bluetoothのペアリングは特に問題なく行えました。ただ、Bluetooth接続時にノイズがずっと載っているのが気になります。
音としては低音域はほとんど出ておらず、高音域がシャキシャキなるような、良いとはとても言えない音です。
スピーカー筐体内の空気振動を利用して動作させる、いわゆるパッシブラジエーター式らしいですが、無駄に大きい筐体を制振できていないのでは?と思いました。
スピーカーユニット自体も、激安の価格帯としてもかなり酷いレベルの物を使用している気がする。
まあ音質に期待して買うレベルの物じゃないので…。
「価格としては妥当」みたいなことを言いがちですが、これははっきり言って500円でも高いと思うレベルでした。
とりあえず鳴れば良い、という方にもおすすめはしません。
ちなみにこの記事をほぼ書き終えた時点でダイソーで全く同じと思われる製品が500円で売られているのを発見しました。
見た目だけは良いので中身を入れ替えて遊びたい人、分解して遊びたい人、こわいもの見たさで触ってみたい方はすぐにでもチャレンジできますよ。でも僕ならその500円で牛丼食べます…。
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