25年ぐらい前に花見に行った時、まだそこには見せ物小屋があった
桜が満開の場所に、ある意味似合わない異物感があった
嫌がる彼女をつれて興味本意で入って見たものの
そこにあったのは見た目以上の異物感だった
確か蛇女が1番の見せ物だったけど、そこにいたのは老婆
何をするわけでも無く単にそこに座ってこちらを見ているだけ
臭いものには蓋をしろと言わんばかりに、見て見ぬ様に花見客の中に
ひっそりとあった。
そんな事を思い出したのはこの映画を見たからだ
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学生時代から、何故かこう言う世界に惹かれていた
こう言う蓋を閉じた世界にしか真実はないのじゃ無いか?と
思ってた。プロレスと言えばプロレスだが
見てる側も見せる側もそれが事実かどうかは別として
分かった上で参加している世界。
ただその人の人生でみるとそこが丸見えの底なし沼でもある
ロニーレインが好きだった事もあり、Faces脱退後に
Passing Showとして移動遊園地やサーカスと一緒にライブをしていたのを
知った時、更に好きになった
今日はこの場所で、明日はあの場所でと各地を周り
その一瞬を楽しむ
彼の最初のアルバムジャケットの様に憧れて求め続けるけど
決して掴むことのできない、そこには存在しない
まるで蜃気楼の様に一瞬現れてはすぐに消えてしまう
跡形も無く、儚く消えてしまう
それは本当にあったのか?
僕はあったと信じたい
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