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海外でスマホを使うには?出張や旅行ならプリペイド型のeSIMがおすすめ

海外で自分のスマホを使う1番良い方法ってなんだろう?

という疑問にお答えします。

以前は海外旅行や出張時にはモバイルWi-Fiルーターのレンタルという方法が一般的でしたが、Wi-Fiレンタル業者や携帯キャリア、MVNOのサービスの種類や質の向上によって「どのサービスを選べば良いか分からなくなった」とか「もっと良い方法あるのかも」と感じている人も多いと思います。

料金や使いやすさ、安全性など、様々な面から海外で自分のスマホを賢く、安心して使うための方法を詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.海外用のモバイルWi-Fiルーターをレンタルする

海外で使えるモバイルWi-Fiルーターをレンタルし、Wi-Fiに接続してデータ通信を行う方法です。

ルーターの電源を入れてスマホをWi-Fiに接続するだけで使えるため最も簡単な方法と言えます。

具体的には、出発前にWebサイトやアプリ等から予約申し込みをして出発前の国内の空港で受け取り、渡航先に到着したらWi-Fiルーターの電源を入れて接続、帰国したら空港で返却するというシンプルな手順です。

受取返却は無人のボックスやカウンターである場合がほとんどでスムーズですし、SIMの入れ替えやキャリアとのやり取りも必要が無いので、とにかく簡単な方法が良いという人におすすめ。

メリット
  • 簡単に使える
  • パソコンやタブレットなどスマホ以外の端末でも接続出来る
  • 複数人でシェア出来る
デメリット
  • 持ち運ぶ荷物が1つ増える
  • 端末の受け取りや返却、充電などの手間がかかる

主要な海外Wi-Fiレンタルサービスの比較

グローバルWiFiWiFiBOXPENTACT Wi-FiイモトのWi-FijetfiZEUS WiFi
無制限プラン
レンタル料金2,370円990円1,280円2,360円2,200円850円
対応国200カ国以上200カ国以上140ヵ国210以上の国と地域100カ国以上135カ国以上
同時接続台数10台5台10台5台10台10台
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
※料金は無制限プラン、渡航先をアメリカとした時の1日あたり

海外用のモバイルWi-Fiルーターのレンタルは、費用や手間、使用感のバランスが最も良い方法で、なるべく料金を抑えつつ、簡単な方法が良いという人や、複数人でシェアして使うことも出来るため、グループでの旅行などにもおすすめです。

2.契約中キャリアの国際ローミングを使う

日本で契約しているキャリアに申し込むことで、そのキャリアが連携している海外の携帯電話会社の電波を使ってデータ通信を行えるようにする方法です。

スマホ側での設定の変更やアプリでの操作、オンラインでの申し込み(不要な場合も有り)だけで使えるので手間はほぼかかりませんが、今回ご紹介する方法の中では比較的高額になりがちです。

メリット
  • 各キャリアに申し込むだけなので簡単
  • ルーターのレンタルやSIMの入れ替えが不要
  • ahamoや楽天モバイル等を使用している場合かなりお得に使える
デメリット
  • 料金が高額になりがち
  • MVNOではそもそも使えないところもある

各社の国際ローミング料金比較

docomoau/UQモバイルソフトバンク/ワイモバイル/LINEMOahamo楽天モバイル
料金2,980円2,980円2,980円無料2GBまで無料
(追加は500円/1GB)
データ量無制限無制限無制限20GBまで従量課金
申し込み不要不要不要不要不要
国内で契約しているデータ量の消費なしなしなしありあり
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
※docomo、au、ソフトバンクは無制限プランを掲載

docomo、au、ソフトバンクには容量無制限の使い放題のプラン以外にも、各社に24時間単位でデータローミングを提供しているプランもあり、各社共通して24時間980円程の価格設定となっています。

国際ローミングは高額なイメージが強いですが、事前予約すれば割引の制度があったり、1時間単位、3日プランなど、滞在期間や使い方に合わせてちょうど良いものを選択すればお得に使えます。

3.海外で使えるSIMを購入する(SIMカード)

渡航先のモバイル回線を使用出来るSIMカードを購入し、手持ちのスマホのSIMカードと差し替えてデータ通信を行う方法もあります。

SIMカードは契約情報の入ったICチップのこと。この場合は物理的なカードタイプのものを指します。

国際ローミングとの違いは国内で契約しているキャリアを介さないという点です。

物理的な操作も必要ですし、やや手間がかかる方法ですが次にご紹介するeSIMも合わせて、SIMの交換が最も料金を抑えられる方法です。

メリット
  • 低価格で使える
  • Wi-Fiルーターのように持ち運びや受取返却、バッテリーの充電の手間が無い
  • Amazonなど通販サイトでじっくり選んで気軽に購入出来る
デメリット
  • スマホがSIMフリーもしくはSIMロック解除済みである必要がある
  • SIMカードを入れ替える際に破損したり紛失するリスクがある
  • 設定の変更がやや複雑

SIMカードの入れ替えに対応しているのはSIMロックを解除されているスマホのみとなっています。法改正により2015年以降発売の機種ならSIMフリーの状態になっているはずですが、自分のスマホがSIMフリーか分からないという場合は以下の手順で確認できます。

  • iPhoneの場合:[設定]>[一般]>[情報]>画面中部のSIMロックの項目
  • Androidの場合:[設定]>[デバイス情報]>[SIMカードステータス]>SIMロックステータス

主要な海外SIMカード

海外向け物理SIMカードは、空港のほかコンビニや家電量販店でも販売されていますが、Amazonや楽天など通販サイトでも数多く販売されているため、自宅でじっくり選んで購入することが出来ます。

渡航先やデータ容量で商品が細かく分かれていますが、出発前の余裕のある時期に自分の目的に合ったちょうど良いものを厳選して購入しましょう。一部ご紹介します。

海外用SIMのサービスは主流が物理SIMカードからeSIMへと徐々に移行しており、選べるサービスの種類の豊富さや、eSIM向けのキャンペーンなども多く価格的にもお得なケースが多いです。eSIM対応の機種をお持ちの場合は次にご紹介するeSIMの方がおすすめ。

4.海外で使えるSIMを購入する(eSIM)

eSIMは上でご紹介した物理的なカード型のSIMと違い、本体に内蔵されたスマホと一体型のSIMです。

海外SIMを使いたいなど、他の通信事業者のサービスを使いたい場合も、eSIMの内容を書き換える、または追加するといった、スマホの設定の変更だけで導入出来るという手軽さ、自由度の高さが魅力です。

メリット
  • 設定を変更するだけで使える
  • 今入っているSIMカードを取り出さずに購入から開通まで行える
  • 1台のスマホに複数のSIMを入れることができる
  • 破損や紛失の危険性が無い
デメリット

対応機種が限られる

対応機種についてはiPhoneなら2018年発売のiPhone XS/ XR以降のすべての機種が対象で、2020年あたりから発売された機種が続々と対応してきているというような状況です。

自分のスマホがeSIMNに対応しているかどうかは以下の方法で確認出来ます。

  • iPhoneの場合:[設定]>[モバイル通信]>画面中部に「eSIMを追加」の項目があれば対応
  • Androidの場合:[設定]>[ネットワークとインターネット]>SIMの欄に「ネットワークを追加」の記載があれば対応

主要な海外eSIMサービスの比較

AiraloUbigiTRAVeSIM旅ともモバイルGlocal eSIMVOYAGEESIM
SIM種類音声SIM、データSIMデータSIMデータSIMデータSIMデータSIMデータSIM
料金¥660~¥6,200¥290~¥21,100¥1,980/¥3,980¥231~¥29,282¥3,180~¥6,960¥1,250~¥17,800
データ容量1~20GB500MB~200GB6GB500MB~30GB5~30GB3GB~無制限
有効期間7~365日1日~12か月8日/15日1~30日3~30日3~30日
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト

公式サイトやアプリから購入し、QRコードを読み取ってスマホにeSIMをインストールするだけで使える手軽さはユーザーにとってのメリットだけでなく、在庫を抱えるリスクの低さから参入する企業も続々と増えてきています。

まとめ

海外旅行や出張時にスマホを賢く使う方法をご紹介してきました。

レンタルしたルーターの受け取り・返却が必要なく、SIMの入れ替えも不要で、スマホだけで手続きと導入が完結できて価格も抑えられるeSIMが1番おすすめです!

海外用レンタルWi-Fi国際ローミング海外SIMカード海外eSIM
費用×
利便性

それぞれにメリット・デメリットがあり、eSIM非対応の機種をお持ちの方などもいらっしゃると思いますので自分にあった方法を賢く選択するようにしましょう!

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この記事を書いた人

INGSTEのライターとして記事の企画・執筆・校正・SEOを手掛ける傍ら、個人でもライター・ブロガー・Webサイト運営者として精力的に活動。ジャンルを問わない幅広いネタを扱うが、特にサブカル・ポップカルチャーに精通。趣味はVtuberとフロムゲー。SNSの運用が苦手な引きこもり。

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