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レスリングウィズシャドウズ

やぁ久々やべぇの見てしまいました

もう25年以上前の映画で前から知ってたけど初めて見た

リアルタイムでモントリオール事件の翌日にRAWをみて何となく違和感というか何か事件があったのは実況者のControversialと言う単語から想像出来たけど、今まで雑誌やらで知ってはいたけど初めてこの映画を見て全貌がわかった。

ブレッドハートは今まであんまり好きじゃなかったけどちょっと考えが変わった

彼の哲学である

“プロレスは芸術だ、誰も怪我させない”

はMMAの様なコンタクトスポーツな観点で見ればある意味矛盾してるがサッカーやラグビーとかの観点で見ると正しく奥が深い

ビンスが言うプロレスはエンターティメントだと言うのもよく分かる

勧善懲悪の世界から変化する中で、ある意味その窮屈な世界から、異形のものがその世界から飽きた人達に受け入れられれば、それが全てでもある

ビヨンドザマットとかプロレスのドキュメンタリーの映画は兎角プロレスの裏側を描く部分に焦点が行きがちだがあまりそこは重要じゃ無い

(もちろんレスラー通しがこれからやる試合の攻防について会話して決めていくのをみるのは面白し、それを見たからプロレスの価値が下がるとも思わないが)

現代の目線で見ればプロレスが古くから持つ対立抗争のフォーマットがステレオタイプのナショナリズムや偏見だったりしてそれをコントロールしながらより熱狂させる様に仕向けている。

最終的に正義は途中やられて負けそうにはなるけれど逆転勝ちをする事で観客のカタルシスを得る事で更なる熱狂を産む。そこに真実は無くてもカタルシスを得る事で満足する。エンタメ世界だからそれで良い。

現実のアメリカで、日本で世界中で今起きている事と同じ様に思えるエンタメでは無く現実世界で。

この映画に出てくる観客の一部は、トランプ集会に参加する人と同じ様にとても熱狂的で、信じすぎている。

エンタメ世界の出来事が現実世界で起きている

プロレスはそこが丸見えの底なし沼だと週間ファイトのI編集長は言ってたけれど、今は現実世界がそうなっている

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この記事を書いた人

「でも、やるんだよ」と根本敬イズムを仕事にも持ち込むサブカルおじさん
昨今のコンプライアンス対応で自分自身をアップデート中
Webメディア「INGSTE」にて「どうする!どうする!世の中どうするばっかりだ!」と高野拳磁イズムでお伝えする不定期連載コラムを連載中。

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