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泡沫の恋

僕にとっての良い音楽とは
ただ何も考えずに楽しめるものだ
1人で聞いていても
身体が勝手に動き踊りたくなる
気分に浸りたくなる

それと同時にこの音楽がどうやって作られたかも
同じぐらい好きだ
誰が作曲したか?編曲したか?
このコード進行は?リズムは?
と深く知りたくなる

CDやレコードのクレジットを見るのも好きだ
自分の好きな音楽はこの作曲家が多い、編曲家が多い
と知ることが出来、更にその人が作った他の曲を聴いて更に好きになる
これの繰り返しだ

コード進行も同じ

このパターンが堪らなく好きだ

Ⅱ m7→Ⅰ M7

最初に意識したのはこれ

トッドの名曲。アイズレーのカバーも大好きだけど
原曲が1番好き。

イントロからこのパターンで始まる
このメロディを鼻歌で歌ってくと同じコード進行だと
わかる時がある

例えばこの曲
サビを除いて(厳密に言えばサビも同じコードを崩した感じだが)
ほぼこのコード進行

決して明るくは無い
ただひたすら悲しい訳でも無い
何となく物悲しい、切ないと言う感じ
僕の中では泡沫コード進行と読んでいる

他にもこれとか

これとか

達郎のこれとかも
「とーびちる」までが「Ⅱ m9」
「あいのーゆくえーは」が「Ⅰ M7」
(達郎の場合は「Ⅱ m7」ではなく「Ⅱ m9」というのが更にオシャレ感を出している)

どれも大好きな曲だが何故好きなのかを
突き詰めるとリズムや歌い手が違っていても
コード進行が一緒だからとなってしまう

この泡沫コードの流れを逆にすると

Ⅰ M7→Ⅱ m7

にするとあら不思議

先程の切ない感じよりも、もう少し
希望というか、キラメキというか
そういう兆しが見えてくる

モシャ•ブラカが撮ったこのジャケットの影響もあるが
7thのブラスのイントロから始まり、途中から「Ⅰ M7」に
変わる瞬間は何十年聴いても今だにグッとくる

このジャケットの様に一瞬を切り取ったキラメキの様だ

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この記事を書いた人

「でも、やるんだよ」と根本敬イズムを仕事にも持ち込むサブカルおじさん
昨今のコンプライアンス対応で自分自身をアップデート中
Webメディア「INGSTE」にて「どうする!どうする!世の中どうするばっかりだ!」と高野拳磁イズムでお伝えする不定期連載コラムを連載中。

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