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ハード末期と言われる今こそ!あまり知られていないNintendo Switchの秘密を振りかえる

2024年6月18日の「Nintendo Direct」では、開発仕切り直しで実に7年の歳月を経て発売決定が告知された『メトロイドプライム4 ビヨンド』や『マリオパーティ』『ゼルダの伝説』の新作、HD2D版の『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』の発売日と予約開始など、ファンにとっては嬉しい発表が相次ぎました。

2017年3月3日に発売されたNintendo Switchは、任天堂公式のXで後継機種のアナウンスがされるなど「ハード末期」と呼ばれることもしばしば。

「末期だからもう新作ソフトでないんじゃ?」とか「次のDirectで後継機種の発表くる!?」と言われるなど、何かと話題を集めることの多いNintendo Switchですが、そんな今だからこそ、そのソフトではなくハードウェアの面に注目して、あまり皆さんに知られていないかもしれない「秘密」についてご紹介していこうと思います。

目次

Nintendo Switch Proコントローラー(プロコン)の隠しメッセージ

まずはこれ。

Nintendo Switch Proコントローラー(プロコン)内部の基盤に隠された隠しメッセージについてです。

本体と同時(2017年3月3日)に発売されたプロコンですが、その翌日にはユーザーによって隠しメッセージが発見され、SNSでかなり話題になったので「知ってた!」という人も多いはず。

外装がトランスルーセント、いわゆるスケルトン仕様になっているプロコンは、内部の基盤がうっすらと見えるのですが、右のスティックの上の辺りをじっくり見てみると「THX2 ALLGAMEFANS!」という文字がプリントされている、というもの。

分解して見てみた。丸の位置に「THX2 ALLGAMEFANS!」の文字を確認できる

この隠しメッセージについては任天堂から何か言及されているわけではないので、開発者が隠し機能や裏技をこっそりと仕込む「イースターエッグ」的な遊び要素だと思うのですが、偽物のプロコンには偽物のメッセージが記載されているという、ちょっと笑ってしまう情報も↓

Switch本体やJoy-Conにも、もしかしたら何か書かれてるかも知れないと思うとワクワクしますよね。知らなかった…という人は一度自分をプロコンを見てみては。

Nintendo Switch のメンテナンスモード

こちらはイースターエッグなどではなく、ちゃんと公式で紹介されている機能。でも意外と知らない人が多いと思います。

Switchがフリーズしてしまった時や、ブルースクリーンの時、システム異常のエラーコードが出てきて何も出来なくなった!という時に試したいのが、このメンテナンスモード。通常の設定から行う初期化とは違う方法です。

メンテナンスモードのメリットは「セーブデータを残して初期化」というコマンドが使用できるところ。

メンテナンスモードへの入り方は以下↓

Nintendo Switch サポート
  • 本体の電源をオフにする
  • 音量の「+」「-」ボタンを押しながら電源ボタンを押す

メンテナンスモードには「本体の更新」「セーブデータを残して初期化」「本体の初期化」という3つの機能が用意されています。

「セーブデータを残して初期化」を行うと、ユーザー情報や撮影した写真や動画、セーブデータを残したまま本体だけ初期化できるので「エラーコードが表示されてどうしようも無くなった…」「もう初期化するしかないかも」という時に試してみる価値あり。

※SDカードの再フォーマットが必要になったり、公開が終了してしまったダウンロードソフトが遊べなくなるなど注意点もあるので自己責任で行ってください

Nintendo Switchのロゴの秘密

nintendo.co.jp

最後はハードというか、Nintendo Switchのロゴに隠された秘密について。

本体発売前の2017年1月6日に海外ユーザーによって発見された「Nintendo Switchのロゴは左右対称じゃない」というものです。

Did you notice the Switch logo is not symmetrical? Each side has a different apparent visual weight, so the logo is “balanced” by eye…

Switch のロゴが左右対称ではないことに気付きましたか? それぞれの側で見た目の重みが異なっているため、ロゴは目で見て「バランスが取れている」状態になっています…

https://x.com/davidhellman/status/817170391223308289

ロゴ内のJoy-Conを表していると思われる部分をじっくり見てみると、たしかに左右の大きさが違うことが分かります。でもなんの違和感も無く、言われるまで気付かなかった…。

これ、実は「錯視調整」と呼ばれる、実際とは異なる見た目で認識してしまう現象を利用したもので、おそらく右側のJoy-Conが白いことによって、膨張色の効果で大きく見えてしまうことに対するデザインなんだと思います。

筆者が適当に作成した「ミュラー・リヤー錯視」の例。同じ長さの線が錯視によって違う長さに見える有名なやつ

発見者の@davidhellman氏が作成した、Joy-Conの部分を同じサイズにした画像が以下↓

If the sides were really equal it would look like this.(辺が本当に等しい場合は、次のようになります。)

https://x.com/davidhellman/status/817170519250210816

なるほど…。たしかに右側のJoy-Conが大きすぎるように見えて気持ち悪いです。

プロコンの隠しメッセージと同じく、こちらも任天堂公式の見解があるわけではありませんが、巧妙に仕組まれた「秘密」であることには違いありません。これは気付かなかったなぁ。

まとめ

Nintendo Switchのハードに隠された秘密についてご紹介しました。

  • プロコンに隠しメッセージ
  • 本体のメンテナンスモード
  • 錯視を活用したロゴ

取り上げたもの以外にも「Nintendo Switchの初期バージョンにはファミコンのエミュレーターが内蔵されていて『ゴルフ』だけ遊べた」という噂もあります。

これは『ゴルフ』のプログラマーとして制作に参加していた任天堂前社長の岩田聡氏を偲ぶもので、1度も本体のアップデートをしていないNintendo Switchで、岩田前社長の命日の7月11日に本体の時間を合わせて、なおかつ特定の操作をすることで『ゴルフ』を起動できていた、という話なのですが今となっては真実かどうかは分かりません。

任天堂やSwitchに限らず、ゲーム機に隠された隠し機能「イースターエッグ」は昔からあるもので、いつもユーザーをワクワクさせてくれるものですが、「THX2 ALLGAMEFANS!」といい追悼的なモノといい、ほんとエモいことするよね任天堂。

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この記事を書いた人

INGSTEのライターとして記事の企画・執筆・校正・SEOを手掛ける傍ら、個人でもライター・ブロガー・Webサイト運営者として精力的に活動。ジャンルを問わない幅広いネタを扱うが、特にサブカル・ポップカルチャーに精通。趣味はVtuberとフロムゲー。SNSの運用が苦手な引きこもり。

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