人生で初めて買ったゲームが『ストリートファイターII』な筆者ですが、最近はシリーズ最新作の『ストリートファイター6』をちょこちょこ触っています。(まだランクマにも潜ってないレベル。コンボ練習楽しい。)
Steam版をXboxコントローラー通称”箱コン” の互換機のゲームパッドで遊んでいるのですが「どうせなら最近話題のレバーレスとかアケコンでも遊んでみたい!」となって購入してきたのが『ファイティングスティックmini』です。
5000円台から購入できて横幅約20cmと、サイズ・価格共にコンパクトさが特徴のアケコンですが、どの程度遊べるのか実際に試してみましたので筆者と同じように気になっていたという方はぜひお付き合いください。
『ファイティングスティックmini』とは
『ファイティングスティックmini』はゲーム用コントローラーや周辺機器を数多く手掛けている「HORI」から発売されているアーケードスティックコントローラー。
任天堂ハードやPlaystationの公式ライセンス製品を製造する数少ないメーカーなので、購入理由が「HORI製だから」というゲーマーの人も少なくないと思います。
今回筆者が購入したのは『ファイティングスティックmini for Nintendo Switch』というモデルですが『ファイティングスティックmini』自体の初出は2012年に登場したPS3用の『ファイティングスティック mini 3』で価格は3,280円。
その後ハードの変遷に伴ってPS4用、PS5用や、WindowsPC用、Nintendo Switch用と登場しているわけですが、対応機種の違いを除いてサイズや仕様はほぼ同じものっぽい。
PS4用/PS5用、Nintendo Switch用のモデルは、どちらもWindowsにも対応しているので、PCでしか使わないって人はどのモデルを選んでも大丈夫。
実際に、今回筆者はBTOのゲーミングPCを買った時のポイントでこのコントローラーを購入していて、たまたまショップに在庫のあったNintendo Switch用のモデルを選んでいますが今のところSwitchには接続せずPCでのみ使用しています。
全モデル共通スペック
サイズ | (幅)約21cm × (奥行)約15cm × (高さ)約8.7cm(スティックレバー含) |
重量 | 約500g |
ケーブル長 | 約2.5m |
- Windows11 / 10対応(XInput入力)
- 有線接続のみ(USB Type-A接続)
- 8ボタン配置
B5よりもちょっと小さく、重量500gという数字は「重い・デカい」が当たり前のアケコンとしては驚きのコンパクトさ。500mlのペットボトルと同じ重さです。


スティック部分は接触点を減らし摩擦の減少や耐久性の向上を実現した「Vカットハウジングカム」という独自開発の構造で、コンパクトなコントローラーながら快適な操作性や耐久性の高さを実現しているとのこと。
HORIさんのファイティングスティックmini、アマゾンで5000円を切る価格ながらお値打ちの品質だった。自重500gなので何らかの固定手段は必須だけど(両面テープでチェストの天板に貼りましたw)アケアカのグラⅢは2-7まで普通に遊べますた pic.twitter.com/9bdpfkuEet
— 大江 桜麻 Vgame addict (@arphanbra) October 11, 2023
PlaystationやNintendo Switchで配信されている「アーケードアーカイブス」にも対応しているので、レトロ格ゲーマーややシューティングゲームのプレイヤーにも人気のようです。
開封
購入した『ファイティングスティックmini for Nintendo Switch』を開封してみます。


同梱品はコントローラー本体と説明書のみ。スティック部分は固定される梱包になっていて輸送時のトラブルによる破損の心配は無さそうでした。


本体。カタログスペックで分かってはいたもののやっぱり小さいし、めちゃくちゃ軽い。SwitchモデルはNintendo Switchのブラックカラーに合わせた黒/グレーのカラーリングになっています。




背面は四箇所のゴム足と9箇所のネジ止め。今回はしていませんが分解は簡単そう。




表面の隅に「HORI」と「FIGHTING STICK mini」のロゴ。




接続用のケーブルはUSB type-Aで長さは2.5m。本体からの取り外しは出来ません。ケーブルが長いので置く場所を選ばないのは嬉しい。
スティックやボタンの使用感
続いて肝心のスティック部分やボタンを見ていきます。


スティックは傾斜させるとカチカチとクリック感のある音がするので静音性は期待できません。アケコン初心者なので程度は分かりませんが「意外と重いな」という印象。スティックはシームレスにクルクルできるコントローラーも多いですが、上下左右と斜めの8方向に確実に入力が入るタイプ。


メインのボタン。アケコンとしてはオーソドックスな8ボタン形式。ボタンの直径は約2cmでアケコンとしてはかなり小さいと思います。
こちらも結構重めのスイッチで、キーボードで言うところの「アクチュエーションポイント(押した判定が入るポイント)」はかなり深いのでは?と感じました。軽く触れた程度では判定が入らないので、確実な入力が求められる場面では助かるものの長時間使用すると意外と疲れそう。音も結構うるさめ。
プレイするゲームタイトルごとのボタンのリマップは必須で、印字通りのボタン配置でプレイすることはほぼ無さそう。タイトルが変わるごとに設定を変更して、それぞれで慣れが必要だと思います。


握ると小ささがよく分かります。アケコンは膝の上に置いてプレーするスタイルがあることも知っていますが『ファイティングスティックmini』の場合は卓上使用の一択だと思う。
スティックやボタンは反発を強く感じるものですがプレイしていて入力の遅延を感じることはありませんでした。
他のアケコンを知らないからという理由はあるかとは思いますが、小さくて使いづらいと感じることも特になく「思ったより普通に使える」という印象。
ただ本体の軽さだけは本当に致命的で、下に滑り止めマットなどを轢いていても白熱した場面などでは本体は動くし浮いてきてしまいます。
分解して中に重りになる何かを敷き詰めるとか、どうにかしてデスクに固定するとかしたらもっと使いやすいかも。
Switchのアケアカで懐かしの餓狼伝説スペシャルをする為にファイティングスティックminiを購入
— あはは(´∀`)@社畜から抜け出したい (@TQTk5FHfvw89900) January 21, 2025
ドッシリとした重さがないからプレイ中に本体が浮き上がったりストレス🤣💦
ネットで調べたら分解して中にバランスウェイト貼り付けるといいらしい!
早速注文!😚 pic.twitter.com/5FlrBSvN4R


上部のボタン。
Nintendo Switchのコントローラーに準拠していて、左からキャプチャーボタン、HOMEボタン、-ボタン、+ボタン。一番右はこのコントローラー独自の連射ボタンと、一番右は連射ON/OFFのインジケーターランプです。


連射は好きなボタンに設定が可能で、ON/OFFの切り替えや連射間隔も(5・10・20回/秒)で好みに応じて設定できます。
『ファイティングスティックmini』を使ってみた感想
『ファイティングスティックmini』を使ってみた感想をまとめます。
- 小さいとは感じるものの快適に使える
- とにかく軽いので本気でレバー操作すると本体が浮く
- 同時押しがしやすいのでゲームパッドよりは確実にプレイしやすい
耐久性についてはまだ分かりませんが、入力の判定の有無を疑うような場面や遅延を感じるようなことも無いので低価格なモデルながらしっかり使えます。
🎮HORIラウンジにsako選手😄訪問いただきました。
— HORI /ゲーム周辺機器のホリ (@HORI__OFFICIAL) September 10, 2024
🕹️ファイティングスティックminiで
社内スタッフと🤼♂️対戦いただきありがとうございます!
ファイティングスティックminiはこちら>>https://t.co/FqqUUKZDlt
ショート動画はこちら>>https://t.co/QAH1qPjvIp pic.twitter.com/vEs3r8csGu
気が向いたときにサッと取り出して使えるし、デスク上に出しっぱなしでも邪魔にならないコンパクトさも良いです。これ意外と重要。
5000円程度で買えるエントリーモデルですがアケコン初心者には最適な機種だと感じました。買ってよかった。
とりあえずアケコンというものを触ってみたいという方には試してみる価値ありです!


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