こんにちは!しおねるです🦈
競技かるたを始めて2ヶ月が経ち、やっと試合にも勝てるようになってきました!
そしてなんと、9月には大会にも出場させてもらえることになりました!
「出場させてもらえるってどういうこと?希望したら出られるわけじゃないの?」と疑問を抱いたみなさん、わかります。私も最初に聞いた時はそう思いました。
実は、大会に出るためには「段位」と「級位」が関係してきます。
ということで、今回はその「段位/級位」についてと、家でもできる練習方法についてご紹介したいと思います。
段位・級位とは?
まずは、“段位”についてです。
段位は簡単にいうと、個人そのもののレベルを表すものです。
「公式大会で優勝する」など、定められた基準を満たすことで昇段していきます。
そして、その段位に対応する形で“級位”があります。
級位は大会に参加する際のクラス分けのようなイメージです。
筆者でいうと、初心者=無段者=E級、ということになり、出場できる大会はE級大会、となります。
そして初心者(E級無段者)が大会に出るためには“自立して競技ができること”が条件になっている場合がほとんど。
これはつまり、他の人から見て(大体は所属する会のえらい人から見て)大丈夫だと認められないと出場は叶わないということです。
そのため冒頭で「出場させてもらえる」という書き方をしたわけです!(会長に出場したいですと意思を表明し、いいですよと言ってもらえた、ということでした)
段位と級位、昇段基準、段位料は下記の通りです。
一覧表
段位 | 級位 | 実力による昇段 | 段位料 |
---|---|---|---|
無段 | E級 | – | – |
初段 | D級 | E級3位入賞(ベスト4) | 1万円 |
弐段 | C級 | D級3位入賞(ベスト4) | 1万円 |
参段 | B級 | ・C級優勝 ・C級準優勝 | 1万円 |
四段 | A級 | ・B級優勝 ・B級準優勝2回 | 1万5千円 |
五段 | ・A級優勝1回 ・A級3位入賞3回 ・A級勝数20勝 ・A級得点8点 | 2万円 | |
六段 | ・準名人位/準クイーン位1回 ・選手権優勝1回 ・選抜戦優勝1回 ・A級優勝5回 ・A級得点40点 | 3万円 | |
七段 | ・名人位1期/クイーン位1期 ・選手権優勝2回 ・選抜戦優勝2回 ・A級優勝10回 | お問合せ | |
八段 | ・名人位/クイーン位2期 ・選手権優勝3回 ・選抜戦優勝3回 ・A級優勝15回 |
- この基準は、(一社)全日本かるた協会主催大会及び公認大会に適用する。後援大会には適用されない。
- 各会とは、全日本かるた協会の登録会を指す。
- 各級3位とはベスト4を意味する。また、各級4位とはベスト8を意味する。
- 初段から参段までの各基準は、過去2年(申請日を基準に過去2年度)の成績を適用できる。
参考・引用:一般社団法人 全日本かるた協会「昇段基準」https://www.karuta.or.jp/about/governance/rank/
A級得点とは?
A級得点とは、A級選手が定められた大会(名人戦・クイーン戦、全日本選手権、女流選手権・学生選手権・新春大会・公認大会、高校選手権・シニア選手権)で一定の成績を修めることで獲得できる点数のことです。
昇段の基準としてだけでなく、全国選抜大会の出場資格の条件にもなっているようです。
A級得点は、全国選抜大会の出場資格の条件です。その年度(10月1日~9月30日)までの大会で、1点を取得していないと出場できません。不戦を取るときに、上位得点の高い選手からシードされます。
全国各会対抗団体戦(3人団体)は、登録選手6人のA級得点合計上位16チームが出場出来ます。引用元:一般社団法人 全日本かるた協会「A級得点」https://www.karuta.or.jp/about/governance/a-class/
練習方法
ここからは練習方法についてご紹介します。
筆者は以前まで紙を印刷して自分で作った札を使っていましたが、なんせ紙なので、うまく払えなかったり札同士がくっついたりしてしまって…。
大会にも出ることになったし、とついに札を購入しました。
公式サイトで購入しても良いですし、Amazonでも公式が出品してくれています!
筆者は送料がとんでもない場所に住んでいるので、Amazonで購入しました。
札流し
試合をするためには百首を覚えておかないといけないわけですが、その練習として有効なのがこの札流しです。
札を見てその決まり字を言っていく練習で、一般的にはこれが2分以内でできるようになれば問題なく試合ができる、と言われているみたいです。
紙の札で行ってもいいですが、公の場で100枚の札を出すのはちょっと憚られるので、今回は札がなくてもできるよう、「競技かるた ONLINE」というアプリを使った札流しを紹介します。
アプリを開くとスタート画面が表示されるので、「Touch To Start」を押します。
次に「対戦」を選択します。
次に「ミニゲーム」を選択します。
「札流し」を選択します。
札が表示されます。1枚流すとタイマーがスタートし、100枚目まで終わるとタイマーが止まります。
これなら実際に札を出さなくてもどこでも練習できますよね!
1回2分程度なので、筆者は電車に乗っている時などのスキマ時間に行っています。
払い練習
体の動かし方を覚えるために払いの練習もします。
筆者が参考にさせて頂いているのは「Karuta Club」さんのこちらの動画です。
動画内の説明にもありますが、札の端を狙って練習することで、より綺麗で正確な払いができるようになる…はずです!
自陣札を抑える練習
これは記憶×払い練のような方法で、読み上げアプリを使って、読まれた札の定位置を払う(押さえる)という練習です。
定位置をしっかり記憶しておけば、実際の試合でもその札が自陣にあるかないかを並べながら覚え、読まれたら定位置を払うだけで良いので、暗記時間を効率的に使えます。
参考動画は「兄チャンネル」さんのこちら。
読み上げアプリですが、筆者は「わすらもち」を使っています。
細かく読み上げの設定ができるため、「1字決まりだけ練習したい」「大山札だけ練習したい」などというときにも便利ですよ!
1人で試合をしてみる
基礎練ではうまくいっていても試合でそれが発揮できなければ意味がありません。
基礎練の後は、通常の試合と全く同じ流れで、読み上げアプリを使いながら1人で試合をしてみましょう。
相手の取りとする基準ですが、筆者は「決まり字を超えてしまった場合」としています。
シビアめに判定することで、相手がいなくても実際の試合と同じような緊張感を持って試合ができる…のではないかと思っています。
また、先ほど紹介した「競技かるた ONLINE」を使えば札が必要ないので、外出先でも練習することができます!
ただ、札の数や暗記時間などは実際の試合と違うので気をつけてくださいね。
まとめ
今回は競技かるたの段位・級位について、自分でできる練習の方法についてご紹介しました。
筆者は段位という明確な数字の目標があることで俄然やる気が出ましたし、ただ覚えるだけではなく試合を自分のペースで行うにはどうしたらいいか…など、練習を重ねるごとに課題が明確になってきて今すごく燃えています!!!
記憶力・集中力・体力などたくさんの要素が必要で、まさに「心・技・体」な競技かるた。
年齢も性別も関係なく楽しむことができるので、これを機に興味を持っていただけたら幸いです!
良い成績で大会を終われるよう、ここからますます練習に励みたいと思います!
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