若い頃ECサイトを運営する会社で働いていた筆者は、常に膨大なPC作業を抱えていて、腱鞘炎の一歩手前のような手首の痛みや肩こりによく苦しんでいました。
その結果、キーボードやマウスのような入力デバイスに人一倍興味を持つようになり、キーボードに関しては今でもあーでもないこーでもないと試行錯誤を繰り返しているわけですが、マウスに関しては違います。
トラックボールマウスに出会ったからです。
もう10年以上トラックボールマウスを使い続けてきた筆者としては「メリットしかないのになんで皆トラックボールマウス使わないん？」と常日頃思っていて、これから皆さんをちょっと説得させていただきたいと思いますのでお付き合いください。
筆者が使用しているトラックボールマウス『Logicool ERGO M575S』
当時使用していたのはLogicoolの『M575』というモデルですが、現在販売されているのは『M575S』。
どちらも今も所有し長期間使用していますが違いが分からないので販売時期が違うだけのおそらく同じものだという見方が一般的なようです。
ちなみにカラーと保証期間と大きさがわずかに違うだけ？の『M575 GR』というモデルもあります。
トラックボールマウスのメリット1.省スペース＆静音
トラックボールマウスは親指でボールをコロコロ動かすだけでマウスカーソルを動かせるのでマウスを置く場所を選びません。
デスクが散らかっているなら、膝の上でも使ってもいいし、マウスパッドなんて物も当然必要ありません。
置き場所を選ばないという点では、有線接続のタイプのものはそういうわけには行かないので選ぶならワイヤレスがおすすめ。
そもそも有線のトラックボールマウスなんてあるのかな？と調べたらわずかではありますが一応ありました。個人的にはあまりおすすめしませんが…。
マウスを一度持ち上げてカーソル位置をリセットする時に出るカタッという音や、マウス移動時のカチャカチャとした机との摩擦音も出ないので、静音性という意味でも優れていると言えます。
トラックボールマウスのメリット2.長時間使っても疲れない
普通のマウスを長時間使用すると、どうしても肩こりや手首の疲れが溜まってきます。
トラックボールマウスの場合、カーソルの移動は親指のボールをコロコロするだけなので、肩こりや手首と痛みなんておきるはずがありません。
本当に毎日手首が痛くて困っていましたが、目に見えて肩こりや手首の疲れが無くなって衝撃を受けたことを覚えています。
親指は酷使することになりますが、どういうわけか親指が疲れたなんて思ったことは無いです。指って疲れないのかな？
トラックボールマウスのメリット3.大きいモニターに強い
モニターのサイズが大きかったり、デュアルモニターなど複数枚設置している場合、設定にもよりますが端の方にカーソルを動かそうとするとマウス本体を結構動かさないといけないですよね。
普段マウスを動かす距離はおそらく1cmとかその程度だと思いますが、例えば横向きに置いたデュアルモニターの端から端までカーソルを動かすと、物理的なスペースの上限までマウスを動かしてもまだ足りなくてマウスをいったん持ち上げるリセットをしないといけなくなったりします。
トラックボールマウスはボールを回せる量に上限なんて無く、そのスピードも親指の動きだけで自由に細かく調整できるので、デュアルモニターの端に置いたデスクトップアイコンを触りたい、みたいな時も瞬時に楽にカーソル移動ができます。
トラックボールマウスのデメリット
トラックボールマウスのデメリットとして考えられるのは以下のような点です。
- 操作になれないときつい
- 大きい
- 価格が高い
- こまめな掃除が必要
最後の掃除に関しては筆者もすごく痛感している点で、ちゃんとメンテナンスしていないと「なんか今日はコロコロしづらいな」という日が（筆者の環境では）1ヶ月に1度くらいやってきます。
ずっと使用しているとボールに付着した手の汚れやボールの隙間から侵入したホコリなんかが内部に溜まっていくので、1週間に1度くらいはボールを取り外して掃除する必要があります。
マウスの背面にボールを持ち上げる用の穴が空いているので指を突っ込んで押し上げます。
ボールを支える支柱のような箇所にゴミが溜まっているので、乾いた布やティッシュで拭き取るかエアダスターで吹き飛ばします。数秒で終わりますし、もはや楽しい作業です。
トラックボールマウスは超おすすめ!『Logicool ERGO M575S』を一度使ってみて
トラックボールマウスには左手用の物や、親指ではなく人差し指でボールを操作するものなどもあり、つい最近トラックボールマウス用の替えのボールで艶消しになっているものを発見したので試してみようと思ってたりもします。
トラックボールマウスはボールのスペースがある分どうしても大きくなりがちですが、『Logicool ERGO M575S』は人間工学に基づいたエルゴノミクスデザインで手の小さな方でも快適に操作できるよう設計されてますし、最大のネックである「慣れ」に関しては騙されたと思ってとりあえず1日使ってみて！としか言えません。
定価8,140円とマウスとしては高価かもしれませんが、一度慣れてしまえば絶対に納得するはず。
筆者はもうトラックボールマウスしか使う気がしません。おすすめです！
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