パナソニックとゼンリンがEVを活用したエネルギーマネジメント機能を共同開発

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2023年9月11日2023年12月27日

パナソニックホールディングス(パナソニックHD)とゼンリンは、カーボン・ニュートラル実現への貢献を目指し、電気自動車（EV）をエネルギーリソースとして活用するためのエネルギーマネジメント機能の共同開発を開始したことを発表しました。

今回の共同開発は、パナソニックグループが保有するモビリティやエネルギーに関する技術知見や運用ノウハウと、ゼンリンが保有する地図情報やEV充電器等の位置情報、各種統計データを用い、両社の強みを生かして電気自動車（EV）を活用したエネルギーマネジメント機能の構築に向けたものとされています。

この取り組みの一環として、ゼンリンは2023年9月8日からEV充電器メーカーや、EV充電器の管理・運用を行う企業向けに「EVチャージ需要マップ」の提供を開始しました。

「EVチャージ需要マップ」

ゼンリンが保有するデータを活用し、パナソニックHDとゼンリンで開発を進める独自アルゴリズムによりEV充電器の立地・需要エリアを可視化するEVチャージ需要マップの提供を行うものです。

このEVチャージ需要マップの提供により、EV充電器メーカー、EV充電器の運用管理を行う企業に対して、より効率的・効果的な設備投資をサポートし、EV充電器普及に寄与するとしています。

2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにする目標に向けて、政府は2035年までに新車販売の100％を電動車にするという目標を掲げており、今回の両社の取り組みの背景には、再生可能エネルギーや蓄電池などの分散型エネルギーリソース、特に注目されている大容量の電力を貯めることができる電気自動車（EV）に、地域の人口動態や交通動態の詳細な把握、充電インフラの整備、充電タイミングの分散や不足電力をEVから供給するなどの電力需給のコントロールの必要性があるとしています。