2024年1月19日の発売から約2週間で総プレイヤー数が約1,900万人を超えたパルワールド。
普段PCでゲームをほぼプレイしない筆者もちょうど上司から使用しなくなったゲーミングPCを譲ってもらったタイミングだったということもあり、発売当日から少しずつプレイしています。
🎉総プレイヤー数1,900万人突破🎉
— パルワールド/Palworld 公式 (@Palworld_JP) January 31, 2024
#パルワールド 発売から約2週間で、1,900万人もの方々にプレイ頂きました! ありがとうございます!
・Steam版 約1,200万本
・Xbox版 約700万人
引き続き、最優先で障害や不具合を対応中です。
今後とも #ポケットペア の応援よろしくお願いします! pic.twitter.com/zS1QKE6MSY
上司が中古で購入したものをさらに譲ってもらうという、お下がりのお下がりみたいな状態ですが、購入時の価格が3万円弱という、ゲーミングPCとしては破格の値段。
にもかかわらず、結論から言うと特に問題なくパルワールドを遊べています。
筆者はガジェットやIT系の話題が好きではあるものの、PCゲームをあまりプレイしてこなかったからなのか、PCのスペックがどうとかいう話には完全に疎いほうで、今回も「たぶん動くと思う」というノリだけでパルワールドをプレイし始めました。
というわけで、どんな環境でプレイしているか、使用しているPCの詳細なスペックや設定によるプレイ感の違い、感想などをご紹介していきたいと思います。
「パルワールドをやりたいけど10万円以上するパソコンを買わないと動かないの?」とか「自分のPCでも動くのかな?」といった疑問をお持ちの方にも参考にしていただける部分があると思います。
パルワールドのシステム要件
Steam版のパルワールドのページで公開されている必要スペックは以下のとおりです。
最低 | 推奨 | |
OS | Windows 10以上 | Windows 10以上 |
CPU | i5-3570K 3.4 GHz 4 Core | i9-9900K 3.6 GHz 8 Core |
GPU | GeForce GTX 1050 (2GB) | GeForce RTX 2070 |
メモリ | 16GB | 32GB |
ストレージに関してはSSD推奨で、必要空き容量は40GB。
Fortniteのようなポップなビジュアルとパルの可愛らしいデザインも相まって、筆者のような初心者からすると軽いゲームなのかな?という印象を最初は持ちました。
ただ、「重いゲーム」として名高いサイバーパンク2077の公称スペックを覗いてみると、最低でもメモリ8GB、i5-3570K、GTX780という要求値となっています。
CPUの要求値に関しては両タイトル同じ、メモリはパルワールドが上、グラフィックに関してはGTX780はGTX1050の2倍近く高性能ということなので、システム要件から分かることをまとめると
パルワールドというゲームはグラフィック的にはそこまでの性能を要求しないものの、オープンワールドらしく複雑な計算や多くのデータの同時処理が必要なゲームである
ということだと思います。たぶん。
使用PCのスペック
どんなタイプのゲームなのかが分かったところで使用するPCを見ていきます。
OS | Windows 11 Pro |
CPU | i5-8400 |
GPU | GeForce GTX 1060 6GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
iiyamaのレベルインフィニティというモデルで、第8世代Core i5とGTX 1060を搭載したミニタワー型のゲーミングPCです。
上述のとおり中古で購入したもので、購入時の販売ページは残っていないものの、公式の販売ページに近いスペックのものがあったのでご紹介しておきます。(販売は終了しています)こちら
個人的には全く気にならないのですが、ケース背面の排気ファンの部分が錆びているのでそれが中古品としての販売価格の設定に影響していると思われます。
ミニタワーのPCをちゃんと見るのは初めてだったので最初はその大きさに驚きましたが、あくまでもミニ。ミドルタワーなんてどうなるんだ。
ベンチマーク
Cinebench
定番のベンチマークソフトCinebenchを試してみます。
↑こちらの記事の時点では動いていますが、最新のCinebench 2024が今回は起動出来なかったのでR23のほうで試しています。どちらかというとGPU評価の方を知りたかったのですが。
シングルコアで測定し、結果は「964」というスコア。これはどうなんでしょう。
FF15
Cinebench 2024ならGPUのベンチマークも可能だったのですがうまく動かなかったので、もうひとつの指標としてスクウェア・エニックスの「ファイナルファンタジーXV」のベンチマークも試してみました。
設定は標準品質、ディスプレイは1920×1080、フルスクリーンではなくウィンドウで試して、結果は6642で「快適」と出ています。
不慣れなのでこれがどうという感想が出てこないですが、少なくとも悪い評価では無いので良かったと見ていいんでしょうか?
グラフィックの設定ごとの変化
パルワールドにはグラフィック設定のプリセットが6種類(5段階+カスタム)用意されています。
フルHD(1,920×1,080)の解像度でFOV(画面に映る視界の広さ)を75に固定した状態で、最低・中・最高の3パターンでフレームレートがどうなるか比較してみました。
fpsカウンターにはNVIDIAのGeForce Experienceを使用しています。
プリセット「最低」
まずはプリセット「最低」の状態です。
フレームレートは終始60で安定していました。グラフィック品質は低下している状態だと思いますが、遠くの景色を見てみたり、パルとの戦闘から捕獲する程度のプレイはしましたが、そこまで不快に感じるほどでは無いような。
プリセット「中」
プリセット「中」の設定にすると、フレームレート的には4,50で推移します。筆者が不慣れなだけ、という可能も十分にありますがグラフィック品質の違いは分かりません。
プリセット「最高」
プリセット「最高」の状態ではフレームレートは30から40以下でほぼ固定されます。
明らかな変化としては、パルの捕獲をしている場面でファンの音が徐々にうるさくなり最終的にずっと爆音になったという点です。
比較した結果として、グラフィックの品質はプリセット「最高」にしてちょっと良くなったかな?という程度の変化であまり違いが感じられませんが、表示上のフレームレートは目に見えて変化していきます。
ただフレームレートが30fps程度でもカクつくようなこともなくプレイできていて、すくなくとも「まともに遊べない」というような状況では無いというのが率直な感想です。
激安ゲーミングPCでパルワールドを遊んだ感想
CPU、GPUともにもう7,8年前のモデルで今の販売価格にして3万円弱の構成のゲーミングPCですが、パルワールドをプレイすることは出来ます。
ただし、それなりのグラフィック品質を求めようとするとフレームレートが30fps程度しか出ないので、そこをどう捉えるかという話だと思います。
筆者の場合はテレビやコンシューマー機の24~30fps程度のレベルの映像に慣れきっていて、60とか120fpsじゃないときつい!みたいな場面も無いのでこの環境で十分満足できていますし、正直違いが明確に分かるかも不明です。
パルワールドは現状SteamとXBOXにのみ対応となっており、アーリーアクセスとして公開されているので状況によっては今後PS5、Nintendo Switchでリリースされる展開も予想されます。
CS機でプレイする場合は今回ご紹介した構成と同じような環境でプレイする場面も十分に想定されますし、なにより「今すぐパルワールドを遊びたいけど最新のゲーミングPCを購入するほど費用がかけられない」という方には参考にしていただけるのではないでしょうか。
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