Appleが業界初3ナノメートルの次世代チップM3、M3 Pro、M3 Maxを発表

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2023年10月31日2024年4月10日

Appleは本日2023年10月31日（火）のイベントで新しいMacbook Pro、iMacに搭載する次世代のM3チップを発表しました。

Macのパフォーマンスを劇的に向上させる、3つのチップ、M3、M3 Pro、M3 Maxは、業界初の3ナノメートルプロセステクノロジーを使って作られた初めてのコンピューター向けのチップで、多くのトランジスタを小さなスペースに搭載することが可能になり、速度と効率性が大幅に向上したとされています。

「Dynamic Caching」という新しいシステムを導入することでハードウェアアクセラレーテッドレイトレーシングやメッシュシェーディングといった新しいレンダリング機能がMacで初めて使用可能になり、M1チップファミリーよりも最大2.5倍の高速化を実現。

CPUの高性能コアと高効率コアは、M1のものと比べてそれぞれ30パーセントおよび50パーセント高速で、Neural EngineはM1チップファミリーのNeural Engineよりも60パーセント高速。また、新しいメディアエンジンがAV1デコードに対応することによって、ストリーミングサービスではより効率的で高品質なビデオ再生が可能に。

M3：最も人気のシステムに驚異的なパフォーマンス

M3は、M2より50億個多い250億個のトランジスタと次世代アーキテクチャを採用した10コアGPUを搭載し、グラフィックスパフォーマンスはM1より65パーセント高速です。CPUは、4つの高性能コアと4つの高効率コアからなる8コアCPUで、パフォーマンスはM1より最大35パーセント高速です。また、最大24GBのユニファイドメモリに対応しています。

M3 Pro：さらに高いパフォーマンスを必要とするユーザーに

M3 Proは370億個のトランジスタと18コアGPUで構成され、M1 Proよりも最大40パーセント高速になっています。対応するユニファイドメモリの容量も最大36GBに増えています。12コアCPUになったことでM1 Proより最大30％高速なシングルスレッドのパフォーマンスを提供します。Adobe Photoshopで巨大なパノラマ写真の合成や操作を行うなどの作業が、新しいMacBook ProではM3 Proに「恐ろしいほど高速」になります。

M3 Max：最も負荷の高いプロのワークロードに対応

M3 Maxはトランジスタ数がプロ向けのパフォーマンスを実現する920億個。M1 Maxより最大50％高速な40コアGPUで、最大128GBのユニファイドメモリに対応しているので、AIデベロッパは数十億のパラメータを使用するさらに大規模なTransformerモデルを操作することも可能に。16コアCPUは12の高性能コアと4つの高効率コアを搭載し、M1 Maxより最大80パーセント高速な驚くべきパフォーマンスを実現しています。2つのProResエンジンを搭載しているので、DaVinci Resolve、Adobe Premiere Pro、Final Cut Proのいずれのソフトでも最高解像度のコンテンツ処理を高速に、スムーズに進めることを可能としています。

本日のイベントではM3チップ搭載のMacbook pro、iMacが当時に発表されており、すでに注文の受付が開始、11月7日に発売が予定されています。